鼻汁吸引器
鼻にほこりなどの異物が入ったとき、体はこれを外に出そうと反応し、「鼻汁(ハナミズ)」が出ます。 小さなお子さんは、鼻の穴が小さく、鼻粘膜も敏感なため、ちょっとした刺激や気温の変化などでも鼻汁が出ます。 鼻の奥には、鼻腔という広いお部屋があり、そこに、鼻汁がたくさん溜まってしまうと病原体が繁殖し、細菌などが鼻粘膜に感染すると黄色や緑のドロ~ッとした鼻汁になります。
鼻腔に溜まっている鼻水は、お薬ではなかなか解決出来ませんし、鼻水をすすってばかりいると、中耳炎や副鼻腔炎の原因になります。 そんな時は物理的に吸い出してしまうのが一番です。
3歳未満の子どもさんの多くは鼻水を自分でかむことができません! ご希望の方は鼻汁吸引をいたしますので、遠慮なくお申し出下さい。 毎日あるいは1日2回(朝と夕方)吸引いたします。
耳鏡
耳の中を診る機械です。
耳が痛い、咳、鼻汁が数日続いた後の発熱、風邪と言われて薬を飲んでいてもなかなか熱が下がらない。そんな時、中耳炎をおこしている時があります。乳幼児では耳が痛いと言えないので、熱が続いて機嫌がわるいだけの時があります。また、幼小児では時には痛みを訴えない時もあります。
当院では、モニターを通じて、親御さんに鼓膜所見の経過を一緒に診て頂けます(乳幼児など安静が保てないお子さんの場合は無理なことがあります)。
レントゲン
気管支炎・肺炎の有無、骨の成長具合、骨折の有無などを診たりします。
当院では、小さいお子さんでも怖がらず撮影できる小児用の撮影台を用意しております
血液検査機器
院内で簡単に白血球数、CRPで感染症の程度、赤血球数、ヘモグロビン(Hb)、ハマトクリット(Ht)で貧血の有無を診ることができます。
吸入器
気管支拡張剤、去痰剤などをこの機械で細かい粒子にして出てくる霧を吸いこむことで、気管支を拡げ痰を出しやすくして、咳を和らげます。
心電図検査
心臓の不整脈、心肥大、先天心疾患などの異常が分かります。
心臓超音波検査
超音波で心臓の内腔、壁などを画面で見て、心臓の動き、大きさ、生まれつきの病気(先天性心疾患)の有無などがわかります