Q:夜間に熱が出た時
A:心配することはありません。
寝る前に体温を測ったら熱かった、寝ている子供を触ったら熱が高かったということで、夜間救急外来を受診される方が非常に多いです。ほとんどがウイルス性の風邪による発熱です。抗生物質は効きません。氷枕、などで、額、頚部、腋の下、鼠径部(足の付け根)などを冷やしたり、解熱剤(アセトアミノフェンの坐薬(アンヒバ、アルピニーなど)、内服(コカール、カロナールなど))を一時的に使用し、翌日、かかりつけ医を受診すれば、その時点で適切な治療ができます。
Q:数日前からかかりつけで診てもらっているが熱が下がらない。
A:ご心配でしょうが、夜間救急外来では、たいした検査・治療はできません。水分が取れて、意識もしっかりしているようなら、解熱剤を使用して、翌日、かかりつけ医に相談しましょう。寝ている子を起こしてまで夜間救急を受診する必要はありません。
Q:今朝から熱があり、かかりつけ医を受診したが熱が下がらない。
A:薬を1‐2回内服しただけで、すぐに解熱はしません。解熱剤などで様子を診て、翌日、かかりつけ医に相談しましょう。
Q:解熱剤を使ったけど、熱が下がらない、また、一時的に下がったけど、また上がってきた。
A:解熱剤は一時的に解熱をする作用はありますが、2-3時間すると薬の効果が切れ、また、熱が上がってきます。解熱剤の使用で、熱が上がったり下がったりすることで、体力を消耗する場合があります。安易な使用は避け、冷えピタ、氷枕などで様子を診ましょう。
Q:けいれんをした
A:けいれんが止まっても意識がなかったり、くちびるの色が紫で呼吸が弱い場合、また、けいれんが10分以上続く場合、救急車を呼びましょう。
6ヶ月未満のお子さん、初めてのけいれん、同じ日に何度もけいれんを繰り返す、最近、頭を強くぶった場合などは、念のため救急外来で診察を受けましょう。
けいれんがおさまり、意識もはっきりしているなら、診療時間を待って、翌日病院へ行きましょう。
Q:夜中などに耳が痛くなったとき
A:心配することはありません。 外耳炎か中耳炎のことが殆どですから、家庭薬の鎮痛剤を与えて翌日に耳鼻科または小児科の診察を受ければ、その時点で適切な治療ができます。
Q:下痢をした
A:水分が取れていて、お腹を痛がっていなければ、心配ありません。一晩様子を診て、翌日かかりつけ医を受診しましょう
Q:嘔吐をした
A:嘔吐の原因はほとんどが、胃腸炎、お腹の風邪、嘔吐・下痢です。お腹を痛がっていなければ、まず、あわてる必要はありません。嘔吐は、半日から1日続く場合があります。
吐いた後、すぐに飲ませたりせず、30分程度はお腹を休ませて、イオン水など少量を、20-30分おきにやすみやすみ飲ませて様子をみてください。
Q:便に血が混じった
A:ウンチじたいが真っ赤だったり、イチゴジャムのようなウンチをして機嫌が悪く、お腹を痛がっているようなら、救急外来を受診してください。
Q:咳、ゼイゼイする
A:息苦しく、ゼイゼイして、眠れない場合、オットセイの泣き声のような咳の場合は救急外来を受診してください。