 小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)が11月1日から7価ワクチンから13価ワクチンに切り替わります
これまでの7価肺炎球菌ワクチンには4, 6B, 9V, 14, 18C, 19F, 23Fの7種類の菌種(血清型)が含まれましたが、新たに1,3,5,6A,7F,19Aの6種類の菌種が追加され、肺炎球菌に対してさらに有効なワクチンになります。
これまでの7価ワクチンでカバー出来ていなかった菌種で菌血症や髄膜炎が起きているという報告があり、6種の菌種が追加されることにより肺炎球菌による重症感染症を減らすことが期待できます。
11月1日より7価ワクチンの接種途中のお子さんも含めてすべて13価肺炎球菌ワクチンに一斉に切り替わります。
肺炎球菌感染症は乳幼児期に重症化することが多く、ワクチンの接種を遅らせたり、中断したりすることで十分な予防効果を発揮できずに肺炎球菌感染症にかかる危険性があり、13価ワクチンの発売まで接種を待つことは決してお勧めできません。適切な時期に早めに受けるようにしましょう。
小児肺炎球菌ワクチンの切替えに関するQ&A(厚生労働省のホームページより)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_haienkyuukin.html
13価肺炎球菌ワクチン補助的接種(7価の肺炎球菌ワクチンを定期接種で定められた回数をすべて接種後、13価ワクチンを追加接種すること)の勧め
ワクチンの血清型が7から13と6種類増えることになりました。
海外では7価ワクチンの接種をすべて完了した後8週間以上経過して13価ワクチンを1回接種した場合、追加された6種類の血清型の抗体が上昇すると報告され、定期接種として認められています。 対象の方は追加接種をお勧めいたします。
しかし、日本では任意接種となります。
任意接種のため接種料金はかかりますが、1回だけの接種です。
1回接種を追加するだけでさらに病気を予防することができます。
すでに定期接種で定められた回数をすべて接種された方にも、13価肺炎球菌ワクチンの追加接種をうけることを強くお勧めします。
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